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式根島旅行
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1998年 恒例式根島旅行

チンバラーダ乗りで海岸を席捲・・・ならず?!(9/4〜6)
レポート by おーゆみこ

台風「レックス」のおかげで延期になった馬橋パレードが重なってしまい、出発まで気を揉み続けつつも「南の島のバカンス」の魅力にはあらがえず、出かけてしまいました。結果的には馬橋も大成功だったようで、「島流れ」組もほっと一安心。でもって心置きなくレポートが書けまする。

さて、天気予報ではあまり芳しい天気でなさそうで、バチがあたったかと思っていたけれど、なんと、2日間とも晴れ!特に2日目の土曜日はいい天気で、今年の「失われた夏」をやっと少し取り戻した感じ。
式根島は小さな島で、周囲が約12kmと、歩いて回れる島。入り江が深いので、シケのときでも波は静かで、水は澄んでいてきれいな魚がい〜〜〜〜っぱい(かなり大きい魚もいて、それを見たおおひろみは「なにこれ〜!マグロだ〜、本マグロだよ〜〜」ンナワケナイダロ)。水泳用のゴーグルでも十分フィッシュ・ウオッチングが堪能できる。
海を見ながらの無料の露天風呂もある。もちろん食事は海の幸がふんだんで、民宿は安いのに食事は豪華版。なのになのに、そのサイズのせいか、はたまたその地味さのせいか、お隣の新島や神津島、東京に近い大島などより観光客も少なく、しかも9月になるとさらに減ってひっそり。でもその分、貸し切り感覚で遊べてしまうという利点が。白砂のビーチは他の人がほとんどいないのでまさにプライベートビーチ。

はるかかなたにギャラリーもちろん、楽器を持ち込んではじまっちゃいましたよ。今回はリベジのバテリアと言うより、ブラチンメンバーとしての参加者が多いので、サンバではなくてチンバラーダノリ。それでも、海岸にたった1軒の売店(それもお昼過ぎると閉めてしまう!)のおじちゃんが「あんたたち、浅草サンバに出てる人たちでしょう。昔良く来てたよね。でもここ4年ぐらい来てなかったんじゃない」。その通りでございます。良く憶えてるね・・それだけ「事件」が少ないのだなあ。もうひとつのビーチの、やはりそこの唯一の売店のバイトのお兄ちゃんは「ぼくも今年始めてサンバ見たんですよ」と言う。どこで見たのか、と聞いたらなんと「小金井」だって!小金井にお住いなのだそうだ。
はいえ、あまりに人がいないので気楽な反面、ちとつまらない。ギャラリーがほしい。そこへ現れた青年たちの集団、なぜか3列に整列して座って記念写真を撮っている。よし「客」が来た、と俄然張り切るブラチン隊。まず遠くの方で始める。整列したまま見ている青年たち。「ではあっちにパレードしよう!」とすっちゃん隊長。ダンサーたちが狂ったように踊りながらついていく。まるで踊り念仏。だんだん近づくコワれた集団を、それでもオギョーギよくちんまり座ったまま(というよりコワくて動けなかったとか?)見つめ続けている青年たち。ついにすぐそばまで「パレード」し、やっとそのうちの比較的ノリのいい3人ほどが踊りの輪にひきずりこまれ(ダンサーたちが相当強引に引っ張ってたのにその他の連中はかたくなに動かない!)狂乱の度合いはいや増すばかり・・いや自分たちだけだけど。しかし完璧に彼らを巻き込むことには失敗したブラチンは、また叩きながら踊りながら、しかし、やや「すごすご」という感じで遠ざかっていったのであった。藤井さん撮影のビデオを見ると笑える。

どこにいっても全力を尽くす加藤パンデイロくんは、現地で「ヤス」を買い求め、ひたすら「魚獲り」に邁進。1日目にとった魚は民宿のおばちゃんに「こんなのマズイよ、ここらじゃかかってもみんな棄てっちまうんだよ」と言われつつも塩焼きにしてもらう。でもなかなか旨いぞ。焼き方とか、塩がいいんだ、きっと。ここの島の人の基準ではまずいのかもしれないが十分いける。2日目には狂乱のタイコ&踊念仏軍団の活動を横目に潜り続け、さらに大物をゲット。こんどは「ブダイ」で、「これはおいしいよ」とお褒めの言葉をいただき、夕食の席に。おいしかった、ほんと。

土曜の昼には海岸でバーベキュー。昔行った人は憶えているかも知れないけど、鉄板を借り、炭を買い、食材を調達し、ひーひーいいながら火を起こし・・と一大事業だったバーベキュー、今年は観光協会の方がすべてセッティングをしてくださるという夢のような状態。ひとり2000円(そんなに食べ切れませんよ〜〜と観光協会の人は言っていた)で、たしかに食べきれないほどの肉、大きなエビ、ホタテ、イカ。おにぎりに焼きそばもちゃんと用意してあって、指定の時間にはもう火もおきていて即始められる状態。ちゃんと屋根もある場所にセッティングしてあるので完璧。言うことなし。天気も上々。この上なく幸せ。(そのころ、馬橋を手伝うためにたったひとりで1日早く船で帰った長さんだけは船上のひとであったのだ・・・うるうるうる。この幸せを分けてあげたかった・・。)

夜の海岸で花火その夜は夕食(食べきれなかった・・)後、花火をしようと海岸へ。しかし風があるうえに夏中店頭にあったらしい花火はシケっていてなかなかつかない。1つつけると「お〜〜っ、ついた、ついた、これを火種に次をつけろ!」と叫び、その花火が消えないウチにと大慌てで次をつけるためにみんなで右往左往。「両手に何本か持ってたほうがいいぞ〜〜」とやまだま。つけるのに一生懸命でだれも「鑑賞」していない。風があるので火の粉があちこち散ってあぶなっかしいし、めったやたらとせわしない。風流もなにもあったもんじゃない。そのうち、大型の花火を仕掛けようとする人がでてくる。突然すぐそばで「しゅーっ」と火を噴くので、そのたびに「ひゃー」と飛び退く。おおひろみなど、連発式のロケット花火を手に持って、おまけにいい加減な方向を向けたまま火をつけ、それがやや離れたところでしゃべっていたおおゆみ・こゆみの間を貫通。「うぎゃああああ」と逃げまどうおおゆみ・こゆみ。いきなりミサイル発射したおおひろみは「リベルダージのキムジョンイル」と呼ばれるに至った。
火種がすぐ切れるのでやけくそになって、今までのかすをあつめて焚き火が始まる(「やってはいけないこと」と花火のフクロに書いてあるまさにそのもの)。そこにシケってて不発だったものまで放り込むから、ときどき突然「しょわわわ〜〜っ」と火花があがり「うぎゃ」一同ころげまろびつ後ずさる。どこに飛ぶかわからないロシアン・ルーレット状態。なにしろ、私など逃げまどっていただけの花火大会であった。怖かった〜〜〜。よいこのみなさんはけっしてまねをしないように。

そして日曜、曇り空なので後ろ髪を引かれることがより少なく(なんという完璧な天気)、東京への船に乗り込む。ビールを全部ただにしてくれた民宿のおばちゃんありがとお!式根島、楽しかったよお! しかしそれで終わりではない。船の上でもず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと(7時間ぐらい)他人の迷惑をものともせず、甲板で叩き続け歌い続けたまには踊ったりもして、満喫し倒したのである。

面白いエピソードは連載するほどあるが、まあ季節外れになっちゃうとつまんないからやめ。みやげ話は行った人に聞いてね。藤井さんのビデオもあるでよ。来年もぜひやろう!馬橋がまた延期になったりしないことを祈りつつ。

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