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浅草サンバカーニバル 楽しく熱く、そして真剣な"祭り" ![]() 20年以上の歴史をもち、観客動員数は毎年50万人を数える「浅草サンバカーニバル」。しかし、あれがコンテストだということを知っている人は、意外に少ないものです。
数多い出場者たちは、幾つかのリーグに分かれてパフォーマンスの出来を競い合います。それぞれのリーグによって審査基準も異なり、上位リーグほどパフォーマンスの質・量共に高度なものが求められる仕組みになっています。 順位は、 ・テーマの表現 ・演奏 ・躍動感 ・衣装等の装飾物 などの項目に基づき審査され、当日のうちに総合順位が発表されます。 ![]() まず大事なのはパレードの「テーマ」です。
毎年、チーム毎にパレードのテーマを自分達で決めます。これが難しい。 パレードは、このテーマに沿って、物語を描くように展開されます。演奏する曲から衣装からすべてのものがテーマに影響されるので、テーマの良し悪しがその年のパレード成否の鍵を握るといってもいいでしょう。 ![]() パレードで演奏されるのは、サンバの中でも"サンバ・エンヘード(Sambas de Enredo)"という、カーニバルのためのサンバです。テーマに沿った内容の歌詞をつけて、毎年新しく作曲されます。
パレード時には、打楽器隊と弦楽器が演奏をし、歌手の先導のもとにパレード出演者全員が声を揃えて歌います。 テーマ曲は、浅草サンバカーニバルで演奏されるだけでなく、その年1年間歌い継がれるものであり、重要な位置づけを占めるので、チームによってはコンテストを実施して曲を選びます。 ![]() パレードの山場、飾り山車です。日本の関東地方で山車というと祭礼に出てくる囃子が乗ったものを指しますが、ブラジルのそれは、印象としては青森の"ねぶた"のほうが近いかもしれません。
各チームとも総力をあげて、テーマを表現する装飾を満載したアレゴリアを、ほぼ1年がかりで制作します。 ![]() サンバカーニバルの衣装というと、露出度の高い女性の衣装を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はあの衣装を纏うダンサーは、出場者のごく一部なのです。ブラジルだと、ひとチーム3000人のうち10人ほどでしょうか。この誤解は、あの衣装ばかり追いかけて映すメディアの責任も大きいですね。
パレード衣装の多くは、テーマを表現するための手段となりますので、大きな帽子や肩飾りが付くことが多いです。 ![]() 衣装の項で述べたように、露出の高い衣装を纏って自在にサンバを表現するダンサーはごく一部。大多数のダンサーは、踊りでもテーマを表現します。
パレードでは「アーラ」と呼ばれる小グループに分かれ、属するアーラによって、役割=ポジションも決まっているのです。 ![]() "バテリア"という多種多様な打楽器からなる打楽器隊、ウクレレに似て異なる鉄弦を4本張ったカヴァッコという弦楽器、弦が7本あるギター(ベースの役割を果たします)、士気を鼓舞する役割の歌手、コーラス隊、そしてメイン歌手が、パレードを支える演奏を担います。
パレードの演奏メンバーは、このような多彩な要素から構成されています。けして「太鼓がドカドカ」だけではないのです。 |
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