浅草TIPS

浅草サンバカーニバルを「見に行こう!」と思っている方へ!
観覧がいっそう楽しくなる浅草TIPS!です。

  • 浅草基礎知識
  • Q:浅草はコンテストだそうですが、順位はどのように決まるのですか。

    A:浅草は3つのリーグに分かれていて、それぞれのリーグで優勝と準優勝、またコスチューム賞などの各賞が決められます。審査対象となる項目も年によって多少変わっています。
    10名前後(年によって人数が異なるようです)の審査員が、あらかじめ決められた審査対象項目ごとに採点し、それによって順位が決められます。審査員は、台東区長、ヴァリグブラジル航空日本支社長など、浅草やブラジルにゆかりの深い方々です。また審査委員長には、今まで、歌手のなぎら健壱氏やデザイナーのコシノジュンコ氏、故池田満寿夫氏など、各界の有名人が依頼されてきました。審査委員長の専門分野によって、ウケる内容がちょっとづつ違うという噂も(ほんとかな?)。さて、今年は誰でしょう?
    また、チームごとにパレード持ち時間(参加人数やパレード規模によって査定される)が定められていて、そこから大幅に超過したり、大きなマナー違反などがあると減点対象になります。
    その他には、2年ほど前から携帯電話やインターネットなどで一般のお客様に参加してもらう、"モバイル投票"も実施されていて、こちらの結果も反映されています。

    Q:いろいろリーグがありますが、その違いは何ですか?

    A:大きな違いは、審査と採点にかかわる部分です。エンターテイメント・リーグより第2、第2リーグよりも第1リーグのほうが出演する側のハードルが高くなっているのです。
    逆に見る側からすると、第1リーグでは装飾に凝ったパレードと迫力ある演奏を楽しめる可能性が高い、ということになります。しかし演奏やダンスについては、第1リーグ以外にも期待できるチームがたくさんあります。「あえてエンターテイメントリーグで出ているが演奏が抜群に上手いチーム」などもあるのです。そういうチームを探すのも楽しみのひとつといえるでしょう。
    パレードはエンターテイメントリーグからはじまります。「本格派チーム」の出場する第1リーグは最後です。

    [観客歴7年のMちゃんより]
    かなりの長丁場になりますのが「第1リーグになるまでに『こんなもんか』って帰ってしまうお客さんも多いけど、もったいないですよ!

    [ジレトールダバテリア(2003年現在)Gさんより]
    浅草5回出場していますが、一度も観客やった事がありません。
    なので、時間の許す範囲で出来るだけ他のチームのパレードを見ています。
    エンタテイメントチームでは、去年は「ポルテリーニャ」というサンバヘギのチームがあり、トリハダが立ちまくるほどかっこよかったし、ミルキーズとお祭り軍団は出演者からも人気が高いです。
    上位リーグのチームはあくまで「サンバ」というカテゴリですが、バリエーションを楽しむ意味ではエンタテイメントチームはとても楽しいです。

    Q:アレゴリアとフロートって違うの?

    A:アレゴリアはポルトガル語、フロートは英語です。しかしなぜか、トラックに飾り付けをする形式をフロート、人力で手押しをするものをアレゴリア、と浅草では呼びわけているようです。
    一般に、アレゴリアの方が大規模なものに出来ます。リベルダージは「アレゴリア」です。

  • 観客知識(基礎編)
  • Q:パレードはどのあたりを通るのですか?

    A:浅草寺の二天門前から馬道通りをスタートし、松屋デパートの前で右折して雷門通りを進み、国際通りに突き当たる少し手前がゴールです。
    コース地図

    Q:パレードは何時からですか?また、何チームぐらい出場するのですか?それからリベルダージの出番は何時ごろですか。

    A:14:00からです。コンテスト採点対象外の団体から始まり、最後にリベルダージの所属する第1サンバリーグがパレードします。
    また、リベルダージの今年のスタート予定時刻は16:57ということになっています。最後から4番目です。パレード時間は約46分。フィニッシュが17:43頃の予定です。
    ただし、例年、少々変更になることが多いので、前後に余裕をみてください。
    詳しくは2003年のタイムテーブルをご覧ください。

  • 観客知識(応用編)
  • Q:どこで見たらいいの?なにかコツは?

    A:リベルダージのメンバーには「サンバ歴10数年、でも浅草は一度も見たことない」という人もいれば、「7年間もの観客経験の後、出場する側になった」という人もいます。ここでは、そんなメンバーそれぞれの経験に基づいたアドバイスをご紹介します。

    [観客のプロ?観客歴7年のツワモノ、Mちゃんより。]
    「気合いを入れて場所取りをするなら、やはり午前中から挑みましょう。みんな殺気立っています!沿道にじかに座って見ることになるので、薄い座布団・帽子・うちわは必需品。ぎゅうぎゅう詰めだし、パレードが始まったら席を立つ事は困難になります。おにぎりや飲み物も持参の方が良いと思います。トイレにも頻繁には立てませんよ!(あらかじめトイレの場所も確認)
    女性は、スカートだと体操座り(?)をした時に、向かいの客から丸見えの恐れあり。
    雷門の前は、報道カメラマンなどのマスコミ関係者が特に沢山います。じゃまでパレードが見づらいかもしれません。
    手を振ったり声援を送ったりしてアピールすると、ダンサーが近くまで来て踊ってくれる可能性高し!

    [2000年に初めて観ました。というKちゃんより。]
    どんなに早くから並んでいても、遅く着いても、その順番がチャラになる運命の瞬間があります。それは、「シート敷きの瞬間」です。
    パレードの開始1時間前頃?(正確に覚えていませんが)に、警備の人達によってビニールシートが敷かれます。そこに陣取って観ることになるので、このシートを敷く瞬間が勝負です。
    その時に最前列に出て、とにかく座ってしまう。荷物等で席を取ることは絶対に不可能ですから、「○○ちゃんの分も取っておこう」ってなことはできません。(後ろからどんどん押されます)その瞬間にその場所にいないと、何時間も前から待っていても人垣の後ろから見る羽目になってしまうかもしれません。昨年私は、友達と浅草で12時に集合しましたが、シート敷きの瞬間にうまく立ち回ったおかげで最前列をとりました。(大きなカメラを持っているおじさん達は荷物がじゃまで、意外に動作がのろかったりする)5人位で行ったのですが、この瞬間にジュースを買いに行っていた友人は泣く泣く後ろの方で立ち見になってしまいました。午前中は普通に車やバスが通っていると思うので、通行止めになって、すこし経ってからシートが敷かれる筈です。
    正確な時間はその場で警備の方に聞けば教えてもらえるでしょう。ご健闘を祈ります!
    (※この「シート敷き」については2000年当時の情報です。現在どうなっているか最新情報をご存知の方、ご一報ください!)

    [ダンサー隊長(2000年当時)Kさんより]
    リベルダーヂの出発予定時間直前に来ても人の頭で何も見えないと思いますので、Mちゃんが書いてたように、場所取りをして、暑いけどトイレに行くのを減らすため、水ものはあまり取らず・・・でしょうか?
    また、曲がり角は毎年難所。隊列が曲がりきって直線に戻ったところでパレードを建て直し復活するので、曲がり角から100m位のところがベストポジションかもしれません。あとはやはりゴール地点というのも歓喜の表情とかを見られるかも!

  • 観客知識(マニア編)
  • Q:何度も見に行きました。沿道で見る以外に楽しむ方法はないですか?

    A:浅草寺の境内やパレードコース近くの公園などで出場チームがリハーサルをやっている場合があります。ここでは、実際のパレード内容とは別の演奏をやる場合もあります。ゴール地点で演奏を終了させる場合も同様です。いい条件で見るのを完全に諦めた場合、そういうのを探すのも面白いかもしれません。
    マニアック過ぎるかな?