updated on 08/03/00

旅    程

リオ・デ・ジャネイロ 〜狂熱のカーニバルの日々〜

Joa‾o Caetano劇場とCopaのパゴーヂレストラン

頼ちゃんとバスに乗ること2時間半、渋滞と運転手の力量不足で6時半開始のPortelaのショーに1時間遅刻!既に入り口が閉まっており、ドアを叩き、つたないポルトガル語で色々言って入れてくれと叫び!無理矢理チケットを売ってもらって入れました。ブラジルはだめ押しの国だなぁ。
入ってみると・・・中は普通の劇場で映画館のようないすにほとんどの人は着席しています。他エスコーラの歌手が友情出演して歌っています。次に、ポルテーラの歌手登場!やんややんや。バテリアも半分以上が見慣れたヒチミスタに替わります。あのショカーリョのおばさんもいた!いたと言えば、いるいる日本人のサンバの人たちが。井上洋平夫妻に高戸夫妻、まーさん、おや、今日サルバドールからバスで南下してきたよねっちだ。高篠さんにアレグリアの人々・・。
ショーは、次にバイアーナ4人登場後、パシスタ男1人女性4人が出てきました。そしてクライマックスではポルタ&メストレです。あの優雅で上手な素晴らしいメストレ・サラに頼ちゃんの目は釘付けでした。最後に今年のエンヘードで大団円を迎えました。来てるブラジル人は割と高齢の人ばかり、あとは友人らしき人々、そして外国人観光客。R$5ですから毎日行きたいところです。

大集合したサンバ好き日本人は洋平さんのお気に入りのパゴーヂ・レストランへ行くことで合意しました。今まで危険なコパカバーナを避けていたのがちょっとくやしいくらいに楽しい夜でした。よねっちはタンタン、高戸さんはパンデイロ、私はガンザをもぎ取り(もぎ取ったのは私だけです。みんなはおいでおいでされた)、混じってしまって楽しいな!
店に1人で来ていたサンバ好きらしきカナダ人が妙に感激して、カナダに住んでいる日本人はサンバは特に好きじゃないのに驚いたと、話しかけてきました。(そりゃそうだ。)
飛び入りでサンパウロでパゴーヂバンドをしてるというブラジレイロのおじさんの歌のうまいこと!(確かに箱バンの方々は歌はあまり・・・)。やっぱり観光客のいるところにはそれなりの楽しみ方があるのだなと、思った夜でした。そしてブラジルに来て初めてタクシーに乗った夜でもありました。(3/03)

衣装が来た!

10時頃遅い朝食を摂っていたら、星さんとパウロさんが車にぎゅう詰めにして9人分アーラのファンタジアを持って帰ってきました。いや、ほんとにでかい!先週の金曜日に注文して、火曜にできるという約束が遅れ、木曜にできあがったわけですが、よく考えるとすごく手早い仕事です。この衣装はなんとしてでも日本に持ち帰るつもりです。お値段は団体割引&値引き交渉にてR$270。
そして今晩はまたまたエンサイオへ。もう直前だ。(3/03)
Carnaval da Rua

シダーヂのカーニバル、そう市民ブロコの市街地で行われるパレードに参加したい!そう思い、幾人から噂を聞いていた古き佳きサンバ好きが集まるBar Bip-Bipでもブロコを作っているというので、とりあえず店に行ってみようと、よりちゃんとZona Sulへ繰り出しました。途中イパネマで遭遇した別のいろいろなブロコを、気が向くままに眺めながら、ハンバーガーを食べたり。ちなみにブラジルではハンバーガーと発音しても通じません。フンブルゲーです。cheeseburgerはシェスブルゲー。
ともあれbip-bipに着きました。すてき!なお店です。小さな店ですがカルトーラやネルソン・サルジェントの曲がかかっています!今のリオでは滅多に聞けません。パトロンは頑固な親父で、私たちがお客に絡まれないように、取り計らってくれました。
「彼女たちは恋人を待っているから話しかけるな」
そのパトロンが言うには、日本人で1人は男性でギターを弾き、もう1人は女性でフルートを吹くサンバ好きがこの店に来た、と言ってましたが、それはひょっとして稲葉さんとういちゃん・・・?!とてもなごむ感じの良い店でした。来週の火曜日にディスフィーレがあるというので、さっそくカミゼッタ(T-shirt)を買い、ショッピ4本を飲み干し、サウーヂの人々が泊まっているRio Copaへ。ここで岡ベッチ夫妻新婚ほやほやに再会!rossoさんと私たちはCopaの例のパゴーヂレストランへ23時頃向かいました。案の定洋平さん夫妻もおり、3時間も過ごしてしまいました。(3/04)
直前

今、午後8時過ぎです。テレビではもう1番目のPorto da Pedoraのパレードが始まっています。しかしPortelaは朝の4時過ぎのスタートと思われるので、まだ夕飯など作ってたりします。そして、夜中の2時前に車で出陣です。靴のサイズが思ったより小さくちょっと不安です。しかしついにその時が来ました!エンヘードも半分位覚えました。←オイオイ

優勝するぞー!(3/05)

リオのカーニバルでパレードする!

予定より、40分ほど遅れて午前4時40分頃パレード開始!!花火がどっかんどっかんと上がり、雄叫びがあちこちから聞こえます。始まったとはいえ私たちはCarro5の前のアーラ(Ala de Conde)なので、先頭が動き出してもまだここらへんが動く気配はありません。実質的にはパレードするのは30分位。それほど多くのアーラや山車が出るのです。そして今回とても幸せだったのは私たちのすぐ後ろがプリメイラのポルタ&メストレでそのまた後ろのアレゴリアにはなんと!パウリーニョダ・ヴィオラの父上、ノカ・ヂ・ポルテーラ、ピシンギーニャのショーロ・バンドEpoca do Ouroのメンバー達というものすごい面子が乗っている多分一番の見所だったのです。

ポルテーラの今年のテーマはバルガス大統領の黄金の日々です。私の参加するアーラは、その当時華やかりしカジノに思いを馳せた青と白のポルテーラカラーで豪華に表現した衣装でした。
この旗はそのポルテーラというサンバチームの旗です。パレードの時にはポルタ・バンデイラという女性の旗手が誇らしげに恭しく掲げながら、男性のメストレ・サラと一組になり回ったり客席に挨拶したりします。旗の上には小さな鷲の飾りがついていました。→

階段状の客席によねっち達を見つけ、声を限りに叫び歌い、踊り、まったくあっという間でした。いや〜実に楽しかった。リオのサプカイでアーラで出るというのは実にアミューズメントだと思いました。昨日の市民サンバとはあらゆる意味で違うような・・。(3/06)

<続報・リオのカーニバル>

なんと!ライブ中継で頼ちゃんとひろみちゃんが映っていました!そして、パウリーニョ・ダ・ヴィオラとマリーザ・モンチも私たちと一緒にポルテーラでパレードをしていました!!パウリーニョは直後のインタビューでポルテーラが優勝するだろうと言っていました。(まぁ、次の日がありますが)ぅぅ感激・感涙。

サンバを知ってから初めてサプカイで見物しました!夕方頃セントロへ向かい、バスで乗り合わせたおじさんにメトロに案内されながらなんとかサンボドロモに着き、(しかしこのカーニバル中の地下鉄はこれからパレードするであろう衣装を着た人々が乗り込んできてとても楽しい)Prac,a Onzeで降りて当日券を売っているというセトール11の裏側まで半ば走りながらやっと到着。すでに1番目のUnidos da Tijucaは演技を終わっており、Mangueiraのデスフィーレが始まる頃、セトール13の席をダフ屋から買い、中へ。
セトール13は贔屓のエスコーラを応援する地元のブラジル人やとにかくなんでもいいからお祭り騒ぎしたい人々でごった返すパレード終了地点のちょっと引っ込んだ見物席で、とにかく人・人・人。ビールを買うのも一苦労。マンゲイラのパレード前には緑とピンクのうちわが配られ、SalguieroやBeija Florの前には旗が配られ、即席ファンがうれしそうにじゃんすか振ります。まったく振りまくります。なぜかチェ・ゲバラの旗を振る人もいたりして。
Mangueiraはサウーヂの友達もたくさん出るということで目を皿のようにして注目していましたが、結局発見できず・・・。残念。しかしやはりマンゲイラはよかった。そしてSalgueiro。とても中流階級の人に人気のあるエスコーラで"E' Canpea‾o!!"という声がこだまします。マンゲイラはコミサァン・ヂ・フレンチに趣向をこらし、早変わりの衣装でのフォーメーションが前日のVila Isabelに次いで良いと思いました。Imperatrizはサンバ自体は最低。(ただし翌日テレビで見た限りではすごく絵になるパレードでしたが)。次のUniao da Ilhaはとてもシンパシーを感じました。とてもいい感じ。そしてViradouroです。もうとにかく派手・派手・派手!帰りが混むとまずいのと眠いのとで身の危険を感じ、途中で帰りました。ごめん!洋平さん!前や横のおじさんも寝ていたし。

やーほんとにリオのカーニバルを満喫してしまった。これで私は12年前と今回でサプカイは2回目ですが、サンバを知ってからと知らない時とでは全然見方が違って純粋におもしろかったです。
だいたいこんなバカみたいにデコラティブで一生懸命な一方、普通のブラジル人は当座になって歌詞を見い見い、盛り上がったりしてるのを傍目で見てると、やっぱりブラジル人は人混みが大好きで陽気なのだなぁと、思うのでした。そしてレクリエーション。(3/07)

雨が降ったし

帰りの面倒くささもありBar Bip-Bipのヴロコに参加するのはあきらめました。藤井さんも到着したし。でも、頼ちゃんと私は明日またArpoador Innに戻ります。テレビではサルバドールのカーニバル中継をしています。イヴェチ・サンガーロとジルベルト・ジルがトリコに乗って歌っていました。レズのトリコでは、Margarete Menezesとカシア・エレールとZeria Duncanが気を発していました。(3/08)

旅行準備 リオ(カーニバル前)リオのカーニバルリオ(カーニバル後)サルバドール周辺


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