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『マナウスのカーニヴァルについて』
ゆかりんご
2000/2

今回の案内人は、「踊ってると色っぽいが普段はガキ(雄二さん談)」、ブラジルへの留学経験をもつ可憐なダンサリーナ"ゆかりんご"こと、なかいゆかりちゃん!


緑の孤島、地の果てであるアマゾナス州マナウスで、いわゆるドサンバのカーニヴァルが盛大に行われているなんて、想像できないでしょう。
あるんです、これが。
ことの始まりは約100年前、ゴム景気に沸き返っていたマナウスでは、リオから多くの出稼ぎの人々が押し寄せました。このことによってサンバの文化がもたらされたんですね。
現在ではリオと同じ期間中、マナウス市郊外にあるサンボドロモ(リオの10分の1ぐらいの規模)で各エスコーラが熱演を競い合います。
スタイルはそのままリオのカーニヴァルを縮小したようなもの。ただし、エンヘード(CD発売される)やアレゴリアにはアマゾン的な要素が色濃く織り込まれています。
20ほどあるエスコーラはそれぞれGroupo Especial, 1o Grupo, 2o Groupo に分かれており、その年の最下位と最上位が翌年入れ替わります。
ちなみに私(ゆかりんご)が所属していたチームはVitoria Regiaという1000人ほどのマナウスで一番古いエスコーラで、50年の歴史を誇っています。
マナウスの大きなエスコーラはリオのエスコーラとリンクしていますが、Vitoria RegiaはManguelaとの姉妹チームで、エスコーラカラーも緑とピンクでした。
マナウスといえばボイですが、カーニヴァルの時期はサンバに敬意を表してボイは休止するんですよ。
だから、2月にマナウスに行ってもボイは見られません。
マナウスの人はそれほどにリオに親近感を持っていて、サンバを愛しているんですね。
私がブラジルにいた年はSalgueroがボイをテーマに選んだ年で、Salgueroの選抜メンバーが2ヶ月ほどマナウスに滞在をしていて毎週末Salgueroのステージがあちこちで開かれて、大盛り上がりでした。
私もカーニヴァル前には毎日のように練習に通いましたが、エスコーラのメンバーはもとい、地域の人々は本当に家族のようでした。「カリーナ(私のあだ名)!!練習の前にビール飲んじゃだめだよ!!(練習前の飲酒は禁じられていた)」と二の腕をつねられた感触が今でも残っています。
もちろんクオリティーはリオのそれとは比べものになりませんが、確かにマナウスにも人々の生活と感情が練り込まれた素晴らしいサンバがあります。
サンバを愛する気持ちに地域や場所は関係ないんですね、本当に。

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