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サンバ化日記
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おーゆみこの サンバ化日記    2001年2月号 おーゆみこ自画像
〜変わらなきゃ←古いけど〜

●今回は思い切り楽屋落ちの私的告白みたいになってしまうことをはじめに謝っておく。 ニュースの編集長交代 & 本格的な「編集部」スタートで、先月号から紙面がカッコよく刷新された。すばらしいではないか。しかし正直に告白すると、私は編集長交代が決まってから、ほっとする反面でなにか非常に寂しくもあった。結局こうやって1ページも使って相変わらずくだらないことをセッキョーくさく書かせてもらっているし、その他でもずいぶんのさばってはいるのだが(そのかわり印刷も相変わらずせっせと引き受けているのでお許しを)、やはりこれまで、「アタシが背負ってるのよ」みたいな意識があったのであろう。

イラスト「田やのおばちゃん、いつもありがとお」の図●ついでに言えば、昨年末、「男性ボーカルでプシャドール(カーニバルのメイン歌手)をやってほしい」という元ジレトール金沢氏のたっての願いを受け、2001年度おおゆみこはプシャドールお休みすることに決めた。もともと10年やってきたのでそろそろ一区切りかなと思ってはいたのである。ところがここでまた告白すると(目撃者何人もあり)その話をしている最中、私はつい泣いてしまった(田やで泣くのは2度目だ〜〜。またしてもおばちゃんが慰め顔でクリスマスプレゼントをくれた)。非常に寂しくなってしまったのである。

●かといって、私は編集長にしてもプシャドールにしても、何が何でもアタシがやりたい!と思っていたわけではない。それどころか、ここ数年は負担にあえいでいたという感さえある。その「負担」がやっと軽減されて、手放しで喜ぶべきなのだが、いざそうなってみるとココロにヒュウウ〜〜と風が吹いた。いわば定年退職した、あるいは閑職に移動させられたサラリーマンの心境か。自分を賭けていたかのような対象がなくなって支えを失った。おまけに思い上がった自負心で「自分が支えている」つもりになっていたのに、自分がいなくなっても会社はフツーに業務をこなしているのである。それで鬱病になる会社人間も多いと聞くが、私も立派に(?)しばらく鬱状態だった。しかし、結論から言えば、今は私は非常に気分がいい。変化にいささかの痛みや動揺は伴ったものの、落ち着いてみれば前よりも楽しくなっている。

●「編集部」ではいろんな企画の「野望」がうずまいて、考えているだけで楽しい。自分一人で考えていてもこれほど楽しい気分にはなれなかっただろう。現編集部メンバーだけでなく、もっと多くの人を具体的に巻き込んでいく計画も進行中だ(みんなどんどん巻き込まれてね)。自分が編集するページも、今までのように「そんなに面白くないけどやらなければならない」部分の負担が減った分だけ、思い切り力を入れて凝って楽しんでやることができる。また、プシャドールをお休みするとなればずいぶんと余裕ができ、その余裕の部分でリベルダージについても自分の他の活動についてもいろいろ視野を広げて考えることができる。こりゃラッキー。

●上に書いたようなことは、具体的な事例を聞けば「そんなのあたりまえじゃん」と思われるかもしれないが(リベルダージにそこまで「入れ込む」ことのほうがヘン、と感じる人もいるだろう)原理としては、多くの人が多かれ少なかれ、ときにはハマりがちな心理ではないだろうか。自分が大事に思っていたものを失う、あるいはそれが変化するとき、執着から苦しい思いをする。でも上手にそれを手放せば、よりよい何かが手にはいるかもしれない。

●しかも「自分で何もかも背負い込まない」ことがキーポイントだ、と最近つくづく思う。何でもできる人がえらいわけではない。餅は餅屋。何事につけ、それが得意で好きな人に任せてしまうのが一番効率もいいし、お互いの精神衛生にも良い。逆から見れば、各人は各人が最も力を発揮できそうなことを引き受けてやればいいのである。ただし「あたしなんて何もできないから」と自分で自分を限定してしまったら貢献できないし、その分自分を助けてももらえない。

●そうやってみんながそれぞれで自分の力を発揮して(そのこと自体がとても楽しく報われることだ)いけばたいていのことは成就する。それをしても無理があるなら、執着せず、計画自体を変えてしまえばいいのだ。リベルダージのことだけじゃないよ。
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