ロゼイラの９９年のエンヘードは，神道の主要な神のひとり，太陽神である天照大神の物語を語っています。アマテラスは神道の八百万（やおよろず）の神々のうち最も重要な神のひとりです。日本の公式宗教である神道によれば，日本の天皇はアマテラスの直接の子孫だということになっています。 アマテラスの物語は最初に，７１２年に書かれた神道の聖なる書である古事記に現れます。当時，仏教もまた日本に伝来し，２つの宗教は互いに交わりました。こんにちでも，多くの日本人は両方の宗教を実践しています。 アマテラスは弟のいたずらに怒り，洞窟に引きこもって拗ねてしまいました。それにより，世界から光が消えました（当時は日本＝世界と考えられていたのです）。闇が支配し，あらゆるものが枯れ果てていきはじめました。他の神々はたいへん心配し，アマテラスを呼び戻して世界に光を取り戻すためにあらゆることを試みました。ついに，彼らは宴会を催すことにしました。官能的でエロチックな女神たちのダンスが笑いと歓喜を引き起こし，すべての人々がそこに加わりました。アマテラスはなぜ皆が楽しそうにしているのか興味を持って出てきました。サンバのリズムに誘われて，アマテラスはそのいるべき場所に戻り，太陽の光によってあらゆるものが再び栄えることができるようになりました。この宴会が，日本の祭りの伝統の原点なのです。 サンバのリズムにあらがうことは不可能です−−ダンスはすべてのひとのいのちに陽光をもたらします。この物語の教訓は，良い宴会（パーティ）を催すことは常に価値がある，ということです。

２．歌詞 天照大神〜太陽の女神の物語〜

ゲイシャの国は絶望していた，闇に支配されて 神々がけんかし，太陽の神が洞窟にこもってしまった しかし人々は知っていた，最悪の雰囲気をどうやって追い払うか サンバのリズムだ！　みんなで侍の太鼓のビートで踊るんだ！

おおホゼイラ，おおホゼイラ，その激しいリズムで踊ろう おおホゼイラ，おおホゼイラ，天と地を明るくしよう

女神たちはとてもワイルドなダンスを始めた 日本の民話を私たちに語ってくれる アマテラス，私はあなたと，そしてサンバが必要なの！ みんなカーニバルに参加してくる

ピンクとシルバー（訳注：ホゼイラのチームカラー）の熱を体験しよう，あらがうことは出来ない アマテラスもダンス熱を持っている 私たちのサンバにみんなも入ってきて 陽光が桜の花をまた咲かせる 龍だってサンバをやる

空に舞う私たちの色がパーティの招待状を運ぶ 空に舞う私たちの色が私たちの心をうっとりさせる

おおホゼイラ，おおホゼイラ，その激しいリズムで踊ろう おおホゼイラ，おおホゼイラ，天と地を明るくしよう

３　パレード構成

１コミサン・ジ・フレンチ：ゲイシャ ・伝統的な品位あるゲイシャがアマテラスの物語へと聴衆を出迎えます ２．最初のアーラと第１フロート ・アマテラスの寺（神社）のゲート（訳者注：鳥居）が「神の道」（神道）へ私たちを導きます。 ・仏陀（宗教の習合を意味します）

怒ったアマテラスが洞窟に引きこもり，闇が世界を支配する

３．闇のアーラ ・天照大神のいない世界を表します。太陽は輝かず，闇に支配されています。

心配した神々がパーティをはじめることにし，国中が参加します。

４．ポルタバンデイラとメストレサラ ・イザナギとイザナミーー神道によれば，彼らが世界を創造したことになっていて，アマテラスの両親とされています。

５。第２フロート ・祭りのステージ。日本の祭りの伝統では中央におかれる。 ・国中が祭りに浮かれ，伝統的なダンスなど踊ります （訳者注：ここに齋藤さんが阿波踊りの衣装で乗って踊る予定）

６.　龍の荒々しいダンス ・ドラゴンは日本の祭りの伝統で重要な役割を果たします，しばしば中国の伝統だとのみ思われていますが。 ・アーラの衣装は火と炎を表します。

７．パシスタ ・官能的なダンスをして人々がさらに騒ぐようにかきたてる女神たちです。

８．バテリア ・将軍が侍の一団を率います。彼らは女神たちのダンスに興奮して，力の限りに太鼓を叩きます。 　

９／１０　歌手・カヴァキーニョとPA ・神道の神主もパーティに参加します。

人々の喜びと笑いが，アマテラスに興味を抱かせ，彼女は何が起こっているのか見ようと洞窟からでてきます。光が世界に戻り，すべてがまた花開きます。

１１．子供のアーラ ・桜の花 ・いのちがまた花咲く

１２．バイアーナ ・太陽の光が世界に戻ってきます

１３．第３フロート ・富士山とアマテラスの洞窟 ・アマテラスが洞窟から出てきて，世界の中心に再び戻る