2000/7月  第16回   
浅草20回記念インタビュー・その5
★これから未来へ

キソチシキ★もういちど、パレードの編成!

早くも来年のテーマ募集が始まりましたね。 ・・・いや、でもそんなに早くもないのかな。 リオでテーマが決まるのは4月頃だそうですから、 半年遅れが浅草時間ってことにすれば、ちょうど10月頃か。 あら、同じくらいじゃないですか!(なーーんちて) なにしろパレードすべての基になるテーマですから、 "なんかわかんないけど燃えるぜ、ちきしょうっ!" そんなテーマになるといいなぁ。

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引き続き【浅草20周年特別企画】

○vo5. Liberdadeのこれから  20回から未来へ○

前回まで、これまでに活躍されてきた方々(もちろん 今もですよ!)に、お話をうかがってきました。 今回は、「これからのリベヂを担う人々」ということで、最近入会された方の中から何人かにお話をうかがってみました。

ひさぎ:入会されたのはいつか、教えてください。
江島由賀さん:1999年11月
"きの"さん:2000年2月6日(だと思う)
ミナさん:2000年の たぶん5月?

ひさぎ:入会されたきっかけは何ですか?
江島さん:ホームページを見て。
きのさん:アレグリアの小沢君に連れられて。 小沢君は、私が通っていたHIP-HOP(ダンス)のクラスに何度か来たことがあって、その後別の友人の結婚パーティーで再会。「川口たたらサンバ」の話で盛り上がって新年会に誘われました。「たたらサンバ」は数年前に偶然見て感激して、すっごくやりたかった。
ミナさん: NBで踊っているダンサーを見て、[私の居場所]を見つけたから。

ひさぎ:浅草サンバカーニバルを観客として見たことは ありますか?
江島さん:(見たことは)ないです きのさん:テレビニュースでちらっと見ただけ。 ミナさん:NO.

ひさぎ:では、浅草サンバカーニバルの存在は知っていましたか?また、どんな印象を持っていましたか?
江島さん:テレビで見て知っていましたが、日本人がサンバを踊っても体が小さいので、かっこよくないなー、と思っていたら・・・。
きのさん:(浅草の存在は)知ってました。 すっごいセクシーな衣装のおねいさんがいっぱい踊っているなー。一度は間近で見たい、一緒に騒いでみたい☆でも自分で参加出来るものだとは思いも寄りませんでした。ダンサーもプロの人ばかりなのかと思ってました。(商店会、地元企業などのチームがあるとは知らなかったし・・・)
ミナさん:印象。・・・ い、 色っぽい かなー?

 

 

        浅草ってこんなイメージ?!…まさかね。

 

 

 

ひさぎ:リベヂに入って、嬉しかったことがあったら教えてください。
江島さん:東京にきたばかりで、友だちも少なかったので、たくさんの、しかもサンバが好きという共通性を持った人と出会えたことが一番嬉しかった。
きのさん:浅草参加の機会を得られたこと。 学生時代、学園祭がとにかく大好きでした。校則も家での規制も厳しかったので、学園祭が唯一の娯楽みたいな感覚で。いまだに学園祭の準備をしている夢を見ます。その大好きな学園祭(?)を、社会人になってからもう一度味わえるのかと思うとわくわくします!仕事や他のおけいこ事、資金難(^^;)などで、欠席することも多いのですが、マイペースで楽しんでいます。あと、リベジというかラテン系の何でも受け入れてくれる・・?ような空気が異国的で好きです。
ミナさん:友達が出来た事。ラテン系の情報が分かる事。

ひさぎ:では逆に、残念に思ったこと、意外だったこと(いい意味でなく)があったら教えてください。
江島さん:皆さん忙しいのか、ちょっと団結力がないような。
きのさん:思ったよりお金がかかるかも。でも最初はしょーがないですね。

ひさぎ:では最後に。 これからのリベヂに望むことは何ですか?
江島さん:大きくなっても団結力があって、楽しくって、という雰囲気を持っててほしいです。
きのさん:ずっと今のような暖かい場であって欲しいです。

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江島さん、"きの"さん、"ミナ"さん、 どうもありがとうございました! リベヂに入るようになった"きっかけ"もいろいろですね。それにしても最近、「HP見て」って増えたなぁ。 サンバ界にもIT革命の波が?!(←最近意味をおぼえた) ミナちゃんの"きっかけ"にあった"NB"とは、銀座にあるビアレストラン"NB CLUB"のことです。まこピーたちが定期的にライブをやっているのです。(ちなみにミナちゃんをそこへ誘ったのは、バリ島つながり の梶姐さん) 本当はもっともっとたくさんの人に話を聞きたかったんですが、なにしろワタクシ、人見知りする(いやマジで)もんですから、なかなかそうもいかなくて。 7/22には新人歓迎宴会も予定されていることですし、今回登場していただいた方にも、それ以外の方にも、どんどこ個人的にお話を聞いてみましょうね〜♪

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キソチシキ パレードの構成(再) えーとですね、1月号にも同じことを載せたんです。でも、それ以降に入った方も多いしなー。と思ったのでもう一度(ネタが尽きたわけじゃないっすよ!)サンバのパレード構成を簡単に紹介します。 いっちょ来年のパレード構成考えてみようかな。と思ってみたりしている新人の方、参考にしてくださいね。 (リベヂにないポジションは省略しました。もっと詳しく知りたい!という方がいたら1月号を見てくださいね) サンバパレードの構成要素は、強引に2つに分けられます。それは★音楽★と★見た目★

★音楽★ カルナヴァルのパレードの際、演奏するのは "SAMBAS DE ENREDO"(サンバヂエンヘード) です。 ENREDO(エンヘード) =その年のEscola(サンバチーム)のテーマ。 SAMBAS DE ENREDO=テーマのサンバ。テーマ曲ですね。

バテリア   おなじみ打楽器隊

歌手 カントーラ: メイン歌手=プシャドール。 SAMBAS DE ENREDOに特有の、雄叫びをあげている人は、 "グレトージゲーハ"といい、士気を鼓舞する役目です。  

★見た目★ 「サンバのパレード」というと、タンガ衣装のダンサーのイメージが強いですね。でも本当は、パレード全体で4000人程いても、あの姿のダンサーはほんの数人なのです。

コミサン・ヂ・フレンチ  通称:コミサン  パレードの露払い役にして、観客にテーマを伝える重要なポジション。衣装・動き・演技などによって、これから続くパレードの素晴らしさを印象つける役割。

ポルタ・バンデイラ  メストレ・サラ  通称:ポルメス   エスコーラ(チーム)の象徴である旗を持つ、とても名誉ある重要なポジションです。品性・演技力・優雅さなど、すべてに高度なものが求められます。

パシスタ  一般にイメージされるサンバダンサー。 パレードの中のダンサーで唯一、その年のテーマにかかわりなくサンバそのものを表現する存在です。

アーラ   グループダンス:衣装とダンスでその年のテーマ=ENREDOを表現します。テーマによって、どんなアーラが必要かが決まります。ひとりひとりがどうのこうのよりも集団美なのです。

アーラ・バイアーナ  本来は功労のあった年輩の黒人女性ばかりで構成される、名誉あるポジションなのです。

アレゴリア  山車:リオの一番上のリーグでは8台以上12台未満と数が決まっています。アレゴリアに乗っている人のことを"ヂスタキ"といいます。

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「ブラジルの真似しても意味ないじゃん」と言う人がいます。もちろん、何から何までブラジルの真似をする必要はないですよね。 (真似したくてもできないこともあるし・・・) でもでも、とりあえず本場の物がどんな物か知ることも大事なんじゃないかなー。と、私は思うんです。 自分たちがやっている音楽・踊り・パレード、そのすべてに素晴らしいお手本があるのだから、せっかくなんだからもっともっと知ってみようよ!と思うんです。 その上で、これはリベヂに要るけどこれは要らない、って、選んでいけばいいんじゃないかなぁと思うんです。 知らなかったら、それもできないじゃないですか。 ・・・なーんてかっこつけてみたけど、あたしゃとにかく 好きなんですよねぇ。だってかっこいいんだもーーん!

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さて。来月はもう浅草直前号です。なんて早い・・・。

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