| オトナになれない・・ | 2002.12.15 | <おおゆみこサンバ化日記> |
●先日,非常に久しぶりに十条で練習があった後,これまた久しぶりに「田や」へ行くと,おばちゃんは「2階にどうぞ」と言った。今まで2階に行きたくても,突然だと「準備が出来ていないからダメ」と言われるのが常だったが,今回はどうしたことか。その日は,練習自体に人が少なく,田やにもそんなにこないのでは,と思われた。それで「今日はそんなに来ないと思うから下でいいよ」と言ったのだが,いや,上の方がゆっくりできるでしょう,とおばちゃんは言い張る。たしかに上なら自分たちだけで広い座敷をゆったりと貸し切りだ。
● その次,珍しく土曜に練習があった日は,田やの二階は他のグループで予約が入ってしまっていた。土曜日はさすがに日曜より盛況である。下も客が多かったが,ちょっと狭い思いをしながらも我々は楽しく飲んでいた。
しばらくして,某氏がパンデイロを叩き始めた。しかししばらくしたらおばちゃんに「もうそろそろ止めといて,他のお客さんもいるんだから」と叱られてしまった。
それで分かった,最近の我々は2階に「隔離」政策を採られていたのだ。さもありなん。「あの連中はすぐに叩いたり歌ったり踊ったり(?!)するから」と,おばちゃんたちもいささかもてあましたのであろう。でもたしかに二階なら気兼ねなく叩いて歌って踊って遊べるのだ,ありがたやありがたや。
● たしかにサンバチームは一般的に「メーワクな」存在だ。どこへ行っても,だれかしらが,とりあえずオズオズと,しかしそのうち調子に乗って叩き始め,結局はお店の人や周囲の人に苦情を言われるまでやり続けてしまうのである。
かなり昔のことだが,千葉方面で小規模な営業があっての帰路。遅い時間の上りなので電車は空いていた。一車両が貸し切りに近い状態になって,さっそく始まってしまった(数人いた他の乗客は,他の車両に移っていった)。ところが,ややあって,ベビーカーを伴った若い夫婦のうちのダンナのほうが,「お前ら,うるさい!」と文句を言ってきた。その若い夫はこめかみをひくつかせながらさらに言った。
「おまえら,オトナだろぉ?」
年齢で言えば「一番オトナ」のくせに先陣を切ってパンデイロを叩きまくっていた某Kザワ氏は「ご,ごめんなさい…・」と,デカい体を縮めたのであった。
● 大概の場合,こんなふうに文句を言われてしまうのだが,ごくマレには歓迎されることもある。これまたかなり昔,浅草もほど近い夏場の練習後,代々木公園などでさらに叩いて遊び,その後渋谷の街をうろうろした我々は,季節限定で開設されていた野外カフェバーのようなところに入った。そしてそこで,例によってはじめはおそるおそる,しかしそのうち調子に乗って,とはいえ若干遠慮気味に,叩いたり歌ったりしていた。そこへ「あの,お客さん…」と店員。う,来てしまったか。
「あ,す,すみません,うるさかったですか」
「いえ,いい感じなんで,もっと大きな音でやって下さいよ」
・・・ こんなことを言われるのは,かな〜〜〜り珍しいことである。大喜びでガンガンやらかしたのは言うまでもない。店の人は,文句を言うどころか,我々にドリンクを1杯ずつサービスしてくれるほどだったのである。そのとき店にいて我々の演奏(?などと言えるような上等のシロモノではなかったような気がするが)を楽しんでくれた外人のグループが後で,
「いや〜〜。ワンダフル!」みたいなことを言ってくれた。もっとも,彼らは続けて
「こんなすばらしいハワイアンを聞いたのは初めてですよ〜」
と言った…・・。 (カバッコがウクレレに見えたらしいのである)(^_^;)。 真夏のオープンカフェということで,客も店員も南の島気分であったらしい,いやあ,こういうところがもっと増えてくれないかなあ…。

● しかし,南の島(ってほどではないか)の式根島であっても,いつも暖かく迎えられたわけでもない。かつては最も混雑するお盆の時期に行ったものだが,海辺でドカスカやっていたら,やっぱり叱られた。9月に行くようになってからも,式根島には珍しい「旅館」(民宿ではなく)のそばで叩いていたら,やっぱり苦情が来た。
ううむ,ワタクシは個人的には清く正しく,ヒトサマに迷惑をかけないように生きていきたいのだが(^_^;),どうもサンバチームにいる限り,世間様にメーワクをかけてしまう連中の「一味」となってしまうなあ,困ったもんだ…。