| 車で海にダイブ?! | 2002.11.14 | <おおゆみこサンバ化日記> |
●何か書くとお説教じみてしまう最近の私,きょうはひたすら軽さを求め,唐突ですがとあるメンバーから最近聞いた中で一番可笑しく,かつ怖い話を。無断で掲載してしまってごめんなさいYさん(さてだれでしょう?)。
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「車つぶしたことなんてある?」
と尋ねたら
「うん,2回ある」
とY氏は答えた。
「1回は山にぶつかって,もう1回は海に落っこちて」
なにげなさそうに答えるのである。が,しかししかし。 山にぶつかって,はともかく,「海に落っこちて」??
●仕事を始め,それが妙に順調にいって調子に乗った20歳のとき,新車を買ったのだという。オートマで,サイドブレーキをひいたままアクセルを踏んでいて,「あ」と思ってサイドブレーキをはずした途端に,車はしゅーっと前進し,7m下の海へドッポーン。
「水がどばばばっと入ってきましてん」
「ええええ??!!! そ,それでよく助かったね」
「たまたま,サンルーフがあるやつで,そっから出られたんですわ」
「けがはなく?」
「いや,フロントガラスにガーンと頭ぶつけて切ったんで,縫いましたけどね」
「・・・・・・・・」
「水面でもがいてたら,そばにいた釣り船の人が手をだして引っ張ってくれましてん」
「そりゃ,見てた人は肝をつぶしたでしょうねえ」
「引き上げるのが大変でしたわ。深さが5mあって。サルベージ業者に頼んで,ワイヤーかけてもらわんといかんかったんですわ。それに30万かかった,時間も1週間ぐらいかかったし」
「うひゃー」
「潮が引くと,見えるんですよ,ナンバープレートとか。あ〜俺の車があ・・・ってもう悲しうて。買って2週間ぐらいで,まさか海に落ちるん思わなかったから保険も軽いヤツしか入ってなくて,ぜんぜん降りないし,結局ローンだけ残りました。200万ぐらい」
「そ,それは・・・悲しすぎる・・」
「で,警察に連絡して,引き上げるときもちゃんと連絡せえ言うから,ひきあげたとき警察が来て。死体遺棄とか疑われるんですよ」
「ああ,そうか,わざとかもしれないってね」
「で,ひきあげられて,警察が,トランクあけろ,っていうんですよ。で,トランクあけたら,死体じゃなくてカレイがピチピチはねてましたわ」
うぷぷぷ。これには笑ってしまったのだが,いやほんと,後で笑い話になって良かったよ,まったく。
「でもすごいんですよ,1週間ぐらい海の中にあったんですけど,ドアのところとか,すきまというすきまに,びっしりカラス貝がくっついてました」
「・・・・・・・」
「新聞にも載りましたけどね,『会社員(20)車で海にダイブ,助かる』って」 (^_^;)(^_^;)(^_^;)(^_^;)
● 彼の事故はオートマ車の誤「操作」によるものだが、当時はちょうど、オートマ車の「誤作動」がいろいろ問題になっていたころだったので、マスコミはやたらとたくさんやってきた、という。
事故の後、警察で事情を聞かれたが、それが終わって警察署を出ようとしたら、わっと記者たちに取り囲まれた。そして彼らが大声で聞くことに
「あなたが、きょう車で海に落ちたYさんですか!」
・・・・そりゃそうなんだが。 そして、取り囲まれてインタビューされる。
「どうやって脱出したんですか」
「いや、あの、サンルーフがありまして、そこから・・」
「じゃ、サンルーフから出てきたところ、ちょっと再現して、その格好してみてくれませんか」
・・・・素直なY氏は、サンルーフから出て、平泳ぎのような格好で水面に向かって必死でもがいてあがるしぐさを、してみせてやった。私の前でもそれをして
「で、こんなんやって見せて。・・・それも笑顔で」
ところで、そうやってサンルーフから脱出して、釣り舟の人に引き上げられてもらったが、そこへ釣りをしていたおばちゃんがだだだっと近寄ってきて
「あんた! 頭、血ィが出とるで! これで拭きいな!!」
と、差し出されたタオルを見ると・・・・
「ウロコがびっしりついとってん」
おばちゃんもけっこう動転してたんだろうね。 しかし当の本人のほうが
「妙に冷静で、『あ〜ウロコがぁ・・・』とか『サカナ臭さっ・・』とか思ったりしてて」
だそうである。
「まあ,その2回だけなんですよ」
だから,それで十分すぎるほどだってば!あくまでY氏は,なんでもないことのようにひょうひょうと話すのだ。
「でもそれ以来,車を選ぶ条件は,絶対にサンルーフがあることですね。怖くて」
そりゃそうでしょうとも。ぜひそうしてくださいってば。