| 忘我・狂乱・狂喜乱舞 | 2002.7.14 | <おおゆみこサンバ化日記> |
●ブラジルが優勝した。めでたいめでたい。
もちろん,決勝戦当日はリベジは浮き足立っていた。練習・制作も少し早めに切り上げて,それぞれ思い思いの応援モードに入ったと聞いた。何人かは新横浜に行き,競技場の外で「サウージ、バルバロスの方々とあわせて十数人ぐらいで勝利が決まった直後からバツカーダをガンガンやっていたのでした。まわりに100人か200人か集まって、もー大変な盛り上がり(^^)」(by中野さん) それを聞いたこゆみこは「ほんとはそれがしたかったのにィー。練習でさんざんみんなを扇動しておいて、(練習スケジュールも変更させておきながら)、横浜に行ったけど、練習でくたくた荷物は多いで、試合始まったら見たくてたまんなくて新幹線とタクシーで家に帰っちゃったんだよぅ」……そりゃまたご苦労さんなことでした。
●さて私はと言えば,偶然なのだがものすごい狂乱の渦のただ中にいてしまった。バルバッコア・グリルという原宿のシュハスコレストランでライブだったのである。とはいえ,サッカーの決勝を見越してライブが入っていたわけではない。その日はバルバッコアの8周年開店記念日。ブラジルレストランとはいえ,サンパウロに本店を持ち,当地のそれなりの「ハイソサエティ」をターゲットにしているレストランで,落ち着いた雰囲気を売りにしているのである。だからこそ,開店記念日の特別ライブには,「ショーロを」ということで我々エウロパが頼まれていた。が,もちろん,ブラジルの決勝戦にブラジルレストランが「落ち着いた雰囲気」であれるはずはない。店は急遽,プロジェクターと大型スクリーンを2台設置,テーブルも取り払って飲み放題食べ放題の立食パーティということにした。
●おそらく三百人ぐらいは入っていたかと思う。文字通り足の踏み場もない。チャンスやピンチにその三百人がどよめき,悲鳴を上げ,歓声を上げ,それはまさに「轟音」。こちとらは一応仕事モードでもあり,神経を使わざるを得ない状況だったので(酔っぱらっているわけにも行かなかったし),一緒になって騒ぐというよりはむしろ,「度肝を抜かれて」いた感がある。ともあれめでたくもブラジルは勝ち,ショーロをやっている場合ではないのでエウロパも急遽サンババージョンに鞍替えし,抱き合って飛び跳ね,踊り狂う人々に向かって私は歌いまくったのだった。
●しばらくしてリオの高橋おじさんから手紙が届いた。曰く,その日のリオでは「午前3時頃(注:日本では午後3時)から音だけの花火が鳴り始め,5時頃には走る車がブーブー鳴らし始め,6時にはあちこちで人々が鳴り物を鳴らし出し,ゴール時と勝ったときは,もー表せないくらいの大騒ぎで,街中,Rio中,国中がワーッと言ってるのか,山鳴り,海鳴り,地震前の地響きのような地の底から迫ってくるゴーッという音をベースに,クラクション,ラッパ,怒鳴り声等,ほんと,ブラジル人のサッカー熱はすごいです」 そういえば,マルセロが翌日にMLに出した投稿には「Canpeao(優勝)!!!!!」「AAAAAAAAHHHHHHHHHH!!!! EU
TO MALUCO!!!!!!!!!!!!!!!!(僕,もう気が狂ってる!!!!)」・・・てな調子で「!」が全部で140個も使われていた(←数えた(^_^;))。
●4年前にも,フランス大会開催中にブラジルに取引のことで電話したマルメラアダ阿部夫人は「こんな時期にそんな電話してくるなんて頭おかしいんじゃないか,と言わんばかりで,さも当然のように『W杯終わってからにしてくれ』と言われた」と苦笑していた。
●そういうのがいいのか悪いのか,まあコメントは差し控えるが,少なくとも「喜びが爆発する」瞬間を味わい,それを周囲の人々と共有する体験をするのはやはり羨ましい。そして,そこにその喜びを表現する最高の手段−−サンバという音楽とダンス!−−があるのはなおいいな!