| 〜サンバ・ファミリア〜 | 2001.7 | <おおゆみこサンバ化日記> |
●「いやあ、暑いですねーー。どうですか、そろそろサンバの練習始まってるんじゃないですか、今年も踊るんでしょ?」 あまり親しくない知人が何人もこの時期この手の挨拶を口にする。私はいつも「だーかーらーぁ」と苦笑。根がまじめなのでムキになって「いやサンバって、もう冬場からずっとやってんですよ、1年中。今はもう最終仕上げですよ!それに私は踊るんじゃなくてウタ! サンバはダンスだけじゃなくてーーー」
「あ、そうなんすか。でもぉー、なんで踊らないんですかぁ」 (;-_-X;)どうせこの人は来年の今頃も同じことを言うのであろうなあ。 まあそれはどーでもよろしい。世の中の大多数の人にとってはサンバは花火と同じような季節もん、夏の風物詩である。
●しかしそれゆえにこの時期、テレビや雑誌などの引き合いも急に増える。1日に3件も電話がかかってきたことがある。毎年こんなこと言っている気がするがこれも私の夏の風物詩? 「そのわりに今年は取材とかすくないじゃん」と思う人がいるかもしれないが、それは私が今年は基本的にサボリモードであるためだ。めんどくさいことをしたくないから。これまでも取材の依頼は、基本的に最初はしょーもないものだったのである。それを親切にこちらの事情を説明し、相手の要求とすりあわせ、できる限りのアレンジをしていた。それを今年はしてない。むげにお断り、である。
●どこの番組だか雑誌だかもう全く覚えちゃいないが、たとえばこうくる。「練習を取材したいんですが」「かまいませんよ、でも取材のためのやらせというかアレンジはできません」「あー。そこをなんとか・・・。ネクタイ姿のサラリーマンと衣装を付けたダンサーが絡んでいる絵を撮りたいんですが・・」「そりゃますますお断りです」
●私は、世間の「そういう見方」には個人的にはうんざりしているが、べつに、そんな絵をとるのはケシカラン、と気色ばんでいるわけではない。見ているなかにも、最初はそういう興味に惹かれただけでも、次第に同じ喜びや苦労を共有する仲間になれる人もいるとは思うし。でも、そういう取材のために労力を割く気になれないのである(ちなみにそういう労力を提供するからぜひどんどんマスコミに出たい出したいという人がいたら歓迎するのでご連絡ください)。そんなわけで実際に取材にこぎ着ける例は多くないが、ひきあいそのものはますます増えているような気がする。世間一般のサンバの認知度や興味は、私が取材に協力してもしなくても、確実に高まっているはずだ(その割には不景気がたたってか営業そのものは増えないが・・・)。
●たとえば今シーズン初のパレードだった先日の牛込では、地元の児童館が音頭をとった子供と家族のユニットがパレードの後ろにくっついてきた。子供たちも着飾っているがお母さんたちも負けていない。そしてお父さ ●そして誰かが言っていたのだが「牛込のお客さん品が良かったですね」。私が思うに、それこそ「子供」効果だと思う。とくに地元の子供らだしね。あの子供たちを見てしまうと、ヨコシマなキモチも萎えてしまうというものである。悪さをするのが照れくさいじゃないか。各地の営業にはぜひともあんなふうに地元の親子たちが参加してくれるといいなあ。スケベカメラマンや酔っぱらいカラミおやじの撃退に効果あり、かも。そしておまけに彼らが浅草に大集結してリベジのアマニャンと一緒に出てくれたら、こりゃ強力だーー! リベジ自体にも最近は親子で参加してくれる人も増えつつあるし、やっぱりサンバはファミリーで楽しまなきゃね。そういう方向の取材なら協力するぞ! サンバはスケベオヤジの目を楽しませるだけのものではないのだ!
んたちもピエロの扮装なので頑張っている。一応事前に何度か練習したらしく(ポスターにも「サンバ練習会」という案内があった)簡単な振り付けめいたものをそろえていたりもする。で、これが大人気だった。PA車のすぐ後ろに彼らは陣取っていたのであるが、沿道のお客さんたちが実に満面の笑顔で指さし、写真を撮り、拍手している。歌手なんて完全に注目からはずれていた。ダンサーを見てほーっとなり、バテリアにおおおっとなり、さて、歌手かと思いきや視線は通り過ぎ、「あらっ、見てみてかわいい!」。(少しくやしい)
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