| 〜前世からのビビビ〜 | 2000.11 | <おおゆみこサンバ化日記> |
●リベジのメーリングリストでちょっと出た話題−−「マルセロに聞いたんですが、”サンバ人=サンビスタ”かと思っていたら言葉が2つあるらしいですね。"sambista"と"sambeiro"。後者は初めて聞きました。リベヂのメンバーはどっちなの?と訊いたら『両方いる』と。で、どう違うの?と訊いたら、『sambeiro=サンバ好き、でもprofessionalじゃない』と。ただし、この場合のprofessionalというのは、お金を貰って本職で仕事にしているかどうか、ってことじゃないそうです。それではと思って、上手な人が"sambista"なの?と訊いたら、
『それもある、でも、それじゃない』と」
●それに対し、「サンベイロという言葉が出てくるサンバの曲、ありますよ。その曲の中で出てくる、sambeiroとは『サンバ屋』と訳されており、本物のsambistaが減って、ショービジネスとしてサンバするヤツsambeiroが最近増えて、哀しいよ。という内容でした」という反応があった。さらに、「"sambista"はサンバがどうしようもなく『骨の髄まで』しみこんでいるヤツ。"sambeiro"はサンバを趣味・仕事として『折り合い』が付けられるヤツ。ってことでしょうか。自分では選択不可能な『性分』の違いといったことではないでしょうかね、どっちがいい、悪いの問題ではなくて」という反応も。
●「自分では選択不可能な『性分』の違い」なあるほど〜〜〜。立場上、よく雑誌などのインタビューを受けるのだが、「みなさんはなんでサンバにはまったのですか? サンバの魅力とはなんですか?」と決まって聞かれる。
サンバの魅力なんざ、ほんとうは言葉で答えられない。「どうしようもなく血が騒いでしまった、ってことですよね、なぜかは分からないけど」
●チマタでは「サンバの効用」について「ストレス解消」という切り口で語られることが多い。その手の雑誌や番組が取材させてくれと言ってくる。それもアリだし、実際にそれでサンバに興味を持ちリベジにやってきた人も多いかもしれないが、それはそれで問題なく、否定したりバカにしたりする気も筋合いもない。「どっちがいい、悪いの問題ではない」のである。しかしながら、確かに「サンビスタ」もたくさん存在する。つまり、そのような「効用」とか、他人に説明可能な「魅力」とかを越えたところで「どうしようもなく(選択不可能!)にサンバをやらずにいられない」人々である。ストレス解消どころか、ときとしてはサンバの活動そのものがストレスになったりすることすらあるのだが(いや、もちろん演奏やダンスそのものは楽しいのだが)、離れられない。「たかが趣味なのにそんなに熱くなって」と言われることもあるが、サンビスタにとってサンバは「たかが趣味」では、実は、ないのだ。ブラジルでなく日本でも、サンビスタたちは、なんらかのきっかけでサンバに、出会ってしまったのだ。
●ところで最近、アメリカの精神科医が書いた「前世療法」という本を読んだ。シリーズで3冊読み終わる頃には「前世」の
存在、「輪廻転生」の概念をかなり信じるようになっている。魂は何度も転生を繰り返しながら成長するのだという。そして過去世での人間関係やできごとが現世にも深く関わっているという。サンビスタは、きっとどこかでサンビスタだった過去世がある・・・いや、サンバの歴史そのものはそう長くないから、そうではなく、現在サンビスタであるブラジルの(あるいは世界中の)人々ときっとどこかで共通する過去世にいたことがあるのだろう。アフリカにいたのかもしれない。以前にもこの欄で書いたことはあるが、他の人にとっては単に「ノリがいい音楽だね」ぐらいですまされてしまうものに、それ以上に反応し「これだわっ」と、それこそビビビと(古いが)来てしまうのには何かフツーでない理由があるに違いない。(前世からの影響が強いと肉体レベルでもそれが出てくるともいう。サルバドールのSちゃんとか、Gバンニとか、O太丸とか・・思い当たる人がいっぱい!)
●そしてその本によれば、そのような運命のものや人に今生で「出会える」ことこそが魂の大きな学びや癒しであるということだから、「出会ってしまったサンビスタ」たちよ、苦労も多いが、万難排して「ビビビ」に従うべし! 解脱への道はそこにある!
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